ひじき
ひじきとは・・・
ひじき(ヒジキ・鹿尾菜・羊栖菜・Hijiki)は、
褐藻類ホンダワラ科の海藻。日本各地の沿岸部に分布する。日本では古くから、昆布、海苔、ワカメ、天草などと共に食卓に上ってきた海藻で、日本の食事、和食、日本料理には欠かせない海藻の一つ。平安時代に編纂された「伊勢物語」や「和名類聚抄」などにも「ひずきも」や「ひじきもの」として、ヒジキが出てくる。オカヒジキに対し、海ヒジキ(うみひじき)とも。
ひじきの旬
ひじきの旬、収穫時期は地域にもよるが、およそ三月~五月頃。潮が引いた時に、岩の上に繁茂したヒジキをこそぐようにして収穫するほか、海に潜って収穫する地域もある。収穫後は、加熱して、またはそのまま、網などの上に広げて天日干しする。天日干しして乾燥させたものは、「干ひじき」「乾燥ひじき」として全国で流通する。
調理の際は、乾燥したものを水や湯で戻し、油揚げや人参、大豆などと共に煮て食べる「ひじきの煮物」「ひじきの五目煮」「ヒジキの炒め煮」が一般的。また、煮物のほか、ひじきご飯、酢の物、天ぷら、サラダなどにも用いられる。また、「がんもどき(飛竜頭)」や「コンニャク」などを作る際にも具材の一つとして用いられる。
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