味噌ラーメン
味噌ラーメンとは・・・
味噌ラーメン(みそラーメン・みそらーめん・Miso ramen)は、
ラーメンの一種。ラーメンのスープの調味(タレ)に主として味噌を用いたもの。麺料理の一つ。北海道の札幌市で提供されている「味噌ラーメン」が全国的に有名で、北海道のご当地ラーメンとして知られる。また、宮城県仙台市の「仙台ラーメン」、新潟県新潟市の「新潟味噌ラーメン」など日本の各地で「味噌ラーメン」が提供されているほか、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも市販されている。
店やメーカー、作り手によって様々なバリエーションがあり、スープのベースとなる出汁は、豚骨スープ、鶏がらスープ、魚介出汁のスープ、もしくは二種以上の混合のスープなどが用いられ、さらに野菜や干し椎茸、貝柱なども用いられる。調味のベースとなる味噌も、赤味噌(赤みそ)、白味噌(白みそ)、または混合の合わせ味噌、原料も米味噌、豆味噌、麦味噌などが用いられ、さらに唐辛子やニンニクなどをブレンドした独自のブレンド味噌(味噌タレ)を用いる所も多い。
醤油ラーメンや塩ラーメン、豚骨ラーメンに比して、具材やトッピングが盛り沢山であるものも多い。トッピングとして(またはスープと一緒に)、長ネギ、玉ネギ、モヤシ、キャベツなどの野菜や豚肉のばら肉やロース肉、挽き肉などを炒めたものが用いられることも多く、そのほか、コーン(トウモロコシ)やワカメ、バター、もやし、チャーシュー、メンマ、ゆで卵(煮卵・味玉)、ネギ、ニンニクチップなどがトッピングとして用いられる。とんこつベースのものを「とんこつ味噌(とんこつ味噌ラーメン)」、唐辛子味噌が入ったものを「から味噌ラーメン」などとも呼ぶほか、味噌ラーメンに「カニみそ」が入った「カニ味噌ラーメン」というものもある。
札幌 味噌ラーメン 発祥の店
北海道札幌市の味噌ラーメンの発祥の店といわれるのは、札幌市内のラーメン店「味の三平」で、1955年に店主の大宮守人が雑誌に掲載された「味噌の効用を高く評価し、日本人はもっとこれを料理に活用するべき」という記事などにインスピレーションを得て、試行錯誤の末、作りだしたものといわれる。「味の三平」では1963年(昭和38年)に正式に店のメニューとなっている。その後、メディアなどで紹介されたり、デパートの物産展で実演販売等をした結果、知名度が全国区となり、昨今では、札幌ラーメンというと「味噌ラーメン」を指す場合が多い。
味噌を使った主なラーメン
札幌ラーメン(北海道札幌市)
地獄ラーメン(北海道北広島市)
味噌カレー牛乳ラーメン(青森県青森市)
仙台ラーメン(宮城県仙台市)
赤湯ラーメン(山形県南陽市)
新潟味噌ラーメン(新潟県新潟市)
入善ブラウンラーメン(富山県入善町)
安養寺ラーメン(長野県佐久市)
信州味噌ラーメン(長野県)
八丁味噌ラーメン(愛知県岡崎市)
九州麦みそ噌ラーメン(熊本県)
鹿児島ラーメン(鹿児島県鹿児島市)
入善ブラウンラーメン(富山県入善町)