辛味大根
辛味大根とは・・・
辛味大根(辛味だいこん・辛みだいこん・からみだいこん・Karamidaikon)は、
普通の大根よりも小ぶりで辛味が強い大根の総称。
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辛味大根
主な品種や呼び名として、辛丸大根、伊吹大根、ねずみ大根、からいね大根、親田辛味大根、越前辛味大根、雪美人、戸隠大根などがあり、
白色のもののほか、緑がかったものや、赤、紫などのものがある。
形も、大根を小さくしたようなものから、カブに似た丸っこいもの(京都鷹峯の辛味ダイコン)、ねずみのような形をしたもの(ねずみ大根)など多様。
その辛味の強さゆえ、漬物や煮物より、薬味として用いられることが多く、
水分が少ないことから、すりおろしたものを加えてもつゆが薄まらないこともあり、
江戸時代からそばやうどんの薬味に用いられてきた。
「わさび」とは又一味もふた味も違うそのぴりりとした鮮烈な「辛味」と、その中に潜む「甘味」は
蕎麦やうどんの味をぐっと引き立てるもので、その芳醇な風味を愛する「ファン」も少なくない。
福井の名物「越前おろしそば」や、「辛味そば」「辛味せいろ」「おしぼりうどん」などには欠かせない薬味であるほか、
ブリやマグロの刺身などの薬味としても用いられる。また、焼き魚、唐揚げなどとも相性がいい。
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越前おろしそば
辛味大根のおろし方:
辛味大根は、皮と身の間に辛味成分が多く含まれるといわれ、
洗ったら、皮ごとすりおろすとよい。すりおろす際は、目の細かいおろし金で細胞を壊すようにすると
より辛味の引き立つ「辛味大根おろし」が出来上がる。
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